私は、友達が何か悩みを話してくれた時
どんなに重たい話でも私を信頼して話してくれたことに感謝する
誰かに必要とされること
多分、私はそれを強く望んでいる
昔からそうだった
だから心理学を学んで臨床心理士になりたい
心理カウンセラーの仕事がしたいと思った時もあった
でも、
私は必要以上に悩んでしまい
何ができないかと必死に考え
何もできない自分に失望し泣いてしまう
そんな弱い自分のことがよくわかっていたから心理カウンセラーの道へ進むことは早々に諦めた
それでもやっぱり誰かの役に立ちたいと思う時がある
先日、友人から母親が癌末期だということを聞いた
父親はいなく、兄はもう家庭を持っていて自分が母を支えていると
癌
日本で癌にならないように生きることがとても難しいことを私は知っていた
それと同時に癌は治らない病気ではないということも少しだけ知っていた
この少しが私を苦しめた
もう治らないから延命治療をしていると言った友人
セカンドオピニオンも何度も言ったという
違う、諦めちゃダメだ
もっともっと調べて足運んで治った人の話を聞く、治せた医者の治療を行う
治るかもしれないから諦めないで
そんなこと言えなかった
私の知識は浅はかだから
もっと確かな知識と経験が必要だった
大切なことは誰も教えてくれないこの国で
大切な人を守るためにはもっと自分が学ばなくてはいけない
もし、自分の親だったら
そう考えると居ても立っても居られない
幸いなことに私は近い身内が亡くなったことがない
だから人一倍人の死が怖いのかもしれない
家族関係、友人、仕事、恋、生活
これら全てたくさん悩んできた人生だけど
人の死については目を背けていた
大切な人が死ぬくらいなら私が先に
今でもそう思っている
だけど、私にとって大切な人は1人だけじゃないから生きるんだ
私が守るんだ
自分のために
自分を守るために人を守る
だって、私の大切な人たちがいないこの世界に私が生きる理由なんてないのだから
これが、人の悩みで自分を潰してしまう私の回りすぎる頭だ