気づけばもう22歳になっていた
20歳を過ぎると誕生日があまり喜ばしいものではない
昔に戻りたいとは思わないけど
歳はとりたくなかった
歳を取ったらいろんな責任が覆いかぶさってきて
やるべきことが増えて
義務が増えて
怖かった
大人になりきれてないのに歳を取ることが怖かった
だから私は日々成長しようと動いていたんだ
いつからが大人と思いますか?
と言う質問がある
義務教育が終わったら?
成人したら?
誰かが言った
子どもになりたいと思ったらだよって
私は小学生の時に聞いたその言葉をずっと忘れられないでいる
あの時小学生ながらに思った
じゃあもう私は子どもじゃない
涙が出てきたことを覚えている
もっと子どもでいたかったと泣いた11歳の頃の私
昔から大人びていた
なりたくてなったわけじゃない
なるしかなかったんだ
じゃないと生きていけなかったんだ
そうやって乗り切った過去
それはもう過去だから
よく頑張ったねって
自分を褒めてあげて
もう大丈夫だよって慰めてあげて
引きずりすぎてボロボロになった過去を持ち上げよう
大事に抱きしめて
これが私だよって胸を張って生きれるようになろう
もっともっと強くなって成長して
助けたい
ボロボロの過去を引きずっている人を
その過去ごと抱きしめて
もう大丈夫、私がいるって
私の過去ごと一緒に抱きしめる
そうやって強くなりたい
誰だって人に言えない過去があって
辛いことがあって
それは比べられるもんじゃない
でも、一つ言えることは
自分を助けられるのは自分だから
動くしかないんだ
立ち直ったら自分が頑張ったからだ
逆に言えば、落ち込んでるのも自分のせいだ
そうやって自分に目を向けて
私は今日もゆっくりと成長していく