blackmii’s blog

気まぐれな22歳のブログです。ほとんどノンフィクションでお送りいたします。

これは、私が17の時に書いた文章

私はいつからか自分の気持ちを書き溜めするようになった

そして今、数々の書き溜めた物を見返して

基本的に恋愛系のものは誰にあてて書いたものか全く思い出せないでいた

これは17歳の夏、私は母と父親の違う4歳になる弟に会いに行った

そしてその夜に考えていたことだろう

 

 

 

 

 

 

 

弟が羨ましい
母親の愛情を独り占めして
毎日母と一緒に居られて
きっと、寂しい思いなんてしてないんだろう
母親が欲しいなんて泣いたことはないんだろう
4歳の弟に少し嫉妬する夜

私が4歳の時はもう母はいなかった
離婚して家を出て行ったんだ
たくさん泣いた記憶がある
私にはどうしようもないことを
どうにか変えようと必死にもがいて泣いて叫んで
でも最終的には
私はお父さんを選んだ
自分の意思でお父さんについて行くことを決めたんだ

今思えばひどい話だよ
毎日一緒にいて
毎日ご飯作ってくれて食べさせてくれていたのは母なんだ

今の母のそんな姿をみて
私も小さい頃はこんなに愛されていたんだなって思った
なのにそんな母じゃなくて父を選んだんだ

ふと思う
そんな事して傷つけた母にどの面下げて会いに来ているんだろうと
父を選んだ私をみた母はどんな気持ちだったのだろう
経済的に母は子供2人を連れて家を出て生活できるはずがなかった
だから私と兄は父について行くことになったんだ
兄は母がいいと言った
兄は分かっていたのだろう
母が自分のことをすごく愛していてくれたことを

ごめんなさい
きっと1番手のかかる時期を一生懸命世話してくれたんだよね
寝る間も惜しんで体力削って
たくさん愛してくれてたんだよね
気づくの遅くてごめん

今、小さな弟を育ててる母をみて気づいたんだ
弟への嫉妬と同時に
私も小さい頃こんな風に育てられてきたんだって思った
でもそれと同時に
ずっと母といて育てられてきたら私はもっと素直でいい子になれたんじゃないかなって思った
母がいて父がいる
そんな家族で育った私を見てみたいと思った

でも今更普通の家族がよかったなんて言わない
父がいてネコがいて兄がいる
きっとそれが私にとっての普通だから
だから私は
たくさん傷つけた母と小さな弟の幸せをだれよりも願っている。

だけど、あと少しでいい
三重にいる少しの間だけ
高校生の間だけ
子どもでいさせてほしい
家に帰ったら家の事しっかりやるから
だからお願いまだ子どもでいさせて。