blackmii’s blog

気まぐれな22歳のブログです。ほとんどノンフィクションでお送りいたします。

見えない世界

私は今朝、トラブルでコンタクトがなくなった

 

 

間違えて捨てられてしまったのだけど

間違えられるようなところに置いてしまった私が悪い

それより間違えてしまった本人が申し訳なく思ってることが申し訳なくなった

 

 

 

朝起きて寝ぼけたままわかった事実

焦ったけど、相手を責めてはいけないと思った

自分が悪いと思うようにして

とにかくどうしたら良いか、すぐに最善策を考えた

 

まだ意識しないとできないけど

これを意識してやっていくうちに無意識でできるようになるのが理想だ

 

 

とはいえ、見えない

朝8時半の電車に乗るのだが、8時からコンタクトが買えるお店が空いていることがわかった

あぁ、感謝。すごく助かる。

 

いつもは当たり前のことに感謝することができた

 

でもまだ問題は続く

お店に行っても探せない

こうなったらもう人を頼るしかない

若干人見知りすることもある私ができるのだろうか

いや、もうこうなったらそんなこと言ってられない

目が見えなければそもそも電車にも乗れないし、仕事なんて論外だ

 

よし人見知り卒業しよう

 

 

覚悟を決めて家を出た

ありがたいことにトラブルのおかげで家を早く出ることになり、駅まで送ってもらえた

 

お、また良いことあった

 

さぁ駅までいけたがここからが問題だ

8時オープンなのに開かない。

入口が違ったらしい、うろうろしていたら空いてる入り口を見つけた

 

そしてお店に入って

店員さんが見当たらない、、、

レジがなかなか見つけられなくてやっと見つけたけど

レジの店員さんに話しかけたらダメかなと一瞬よぎった考え

がしかし、これしか手段がない

コンタクトを探したいと言うと

2階にありますと…

目が見えないことを説明して、案内してもらいたいと伝えレジの店員さんは他の従業員さんに繋いでくれた

 

忙しいのに対応してくれて本当に感謝だ

 

 

すると、話が聞こえていたのか先ほど会計が終わった女性が

探すの手伝いましょうか、と声をかけてくれた

優しすぎて、その優しさが嬉しくて感動した

そして何よりこうやって声をかけることは勇気のいること

それができた彼女を尊敬した

 

なんて良い世界なんだろう

 

私は精一杯感謝を伝えた

 

その後来てくれた店員さんがコンタクトを探してくれて無事購入

何とか駅まで行って、トイレでコンタクトを入れていつもの世界に戻った

 

 

見えない世界で見えたもの

これは朝起きてから電車に乗るまでのたった1時間の出来事

 

 

人の優しさに触れた

私は声をかけてくれた彼女にもっとたくさん感謝を伝えたかった

どれだけ嬉しかったか、どれだけ安心したか伝えたかったそして友達になりたいとまで思った

けれどそれは叶わないことだから

私はこの受け取った優しさを他に使うしかない

助けたいと思って声をかけて断られたらどうしようなんて考えるのはやめよう

助けようとした気持ちは受け取れることを私は知ったんだ

だから困ってる人がいたら声をかけよう、助けようそう思えた

 

 

私の近視は現代の力で解決できている、コンタクトレンズがあることで日常不便なく生活できている

それは発展のおかげで

逆に言うなら今、障がいで困っている人たちは

まだ現代の力が追いついていないだけなのだ

だから私だってコンタクトがなかったら人の手を借りなきゃ生活できない

 

そう考えると困っている人を助けない理由がない

困った時に助けてほしいと言わない理由がない

言わなきゃわからないことがたくさんある

できないことはできないんだから誰かできる人にやってもらえばいい

助けてもらうことは何も悪くない

だから、助けてもらったら

ありがとうございますと言おう

そしてこのありがとうを止めずに次は私が誰かの助けになろう

そうやってできた世界はきっと素敵なものだ

 

こんな発見ができるんだからトラブルもそんなに悪いものではなかった

 

 

 

 

と、朝から頭が回った日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンタクトをなくしただけなのに