ネガティブモードな私に追い討ちをかけるかのように二つの試練が襲いかかってきた
仲間からの辞めると言う報告だ
2人とも口を揃えて言っていた
これはマルチ商法だと
私は違うと思ったしその考えは変わらない
でも、不安になる
この2人が少しこの仕事をしてもそう思うなら他の人はもっとそう思うのだろうと、マルチ商法だと思うのだろうと
せっかく付けてきた自信が一気に崩れ落ちる音がした
不安に押しつぶされそうで、私も辞めた方がいいのではないかと言う考えもよぎった
でもそんな考えを跳ね除け
私は続ける
そして私に話してくれたこの2人にこの仕事を続けた先を見せるという覚悟を決めたんだ
とはいえ、考えすぎネガティブモードな私は泣きながらtくんに電話をかけた
なにをどう話したらいいのかわからない
でも、私はとにかく不安で誰かと話していないと辞めてしまいそうでそれが嫌だった
1人になってはいけないと思った
私は自分を守りたかった
ここまで頑張って、2人の話を聞いても続ける覚悟をした私を守りたかった
でもtくんは違った
その2人の名前を聞いてきた
言ってくれれば引き止められるかもしれない
その2人は勘違いをしている
辞めない方が絶対いいのに
そればっかり言ってくる
私はtくんを嫌いになった
2人はそんなことは求めていない
辞めるかどうか悩んでたならまだしも
2人とも辞める覚悟をしていたから
私は2人の名前は言わなかった
2人を辞めさせないことより
私を、私の心を守って欲しかった
崖っぷちだったんだ
私だって2人とやってる歴は変わらない
2人の気持ちも、判断も痛いほど理解できる
それでもなお続けたいって思った私を守ってはくれないのか
そんな想いをtくんにぶつけた
tくんは困った時に1番最初に頼る相手
頼りがいがあるかと聞かれたらイェスとは言えないが
とにかく話を聞いてくれるから助かっている
しかし、いくら頼りやすいからといってtくんに頼るのは私のためにならないと気づき始めていた
この仕事は、成功させるためには誰と一緒にいるかが重要になってくる
それは自分で選べるものだからたくさんの人と関わっていくべきなんだ
そんな中で見つけた最強ポジティブハスキーさんは本当にすごい人だった
私がどんなに暗く悩んでいても、笑い飛ばしてくれてポジティブに変えてくれる
とりあえず俺のそばにいな
悩みができたら俺と話せると思って喜べばいいじゃん!
そう言ってくれた
普通だったら惚れると思う
いや、少しドキッとしたしなんか嬉しくなった私も惚れたんだと思う
この人と一緒にいたい、この人がいれば大丈夫だと思った
悩みができたらハスキーさんと話せる
そう書いた紙を部屋に飾り
毎日いろんなことに挑戦して悩んだら相談しよう
私は1人じゃない
大丈夫、乗り越えればまた強くなれる
そう自分に言い聞かせ今日もなんの変哲もない日常を過ごしていた