なりたい者にはなれなかった
やりたいこともできなかった
何度も何度も希望を持っては失って
希望を持つのがいけないんだってもうなにもしなくなった
私はもう頑張ることを辞めた
自分のことが嫌いになった
何も努力しない自分
成長しない自分
すごく嫌いだった
大学を辞めた時の私
仕事を辞めた時の私
どちらもちゃんと考えた末の行動だったけど
そんなの言い訳だってそう自分が言っていたんだ
もっと頑張ればこれからいいことあったかもしれないのに
大学ちゃんと卒業してたらいいところに就職できてちゃんと働けて…
そんなこともたくさん自分に言われた
周りはいつだって行動力があってすごいって
私らしいって言ってくれた
私からしたらそう言ってくれる子の方がすごい
みんなちゃんと大学に通って勉強して頑張って
すごい
誰が何と言ってくれようと私はそう思っていたんだ
自分ダメだ、欠陥品だ
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でも慣れってすごいもんで
努力しない自分、成長しない自分にちゃんと慣れてきた
そしたら飽きちゃったんだ今の状況に
なんか面白いことないかなって色々チャレンジしてたら
1人でカラオケにもいけるようになって
お寿司屋さんも、ダーツだって1人で行けるようになった
ガールズバーっていう新しい世界にも飛び込んだ
何百万っていうローン組んで好きな車も買った
何一つとして後悔はない
そう思えるようになった
全て私の行動は今の私を作っているのだから
今の自分を好きになれれば過去の自分だって好きになれる
大学を辞めた私
よく辞めてくれた!よく辞めるって判断した!すごい、おかげで今の私があるよ
仕事を辞めた私
よく頑張ったね、いい経験になったよ
辞めてくれてありがとう、おかげで今の私がある
あぁ、生きるって楽しい
自分で決めて自分で動いて
もちろん失敗だってたくさんある
でもそれを失敗で終わらせないために私はまたチャレンジする
いつだって今が1番って胸張っていたいから
今の自分も過去の自分も好きになってあげたいから
そしたらきっと一生消えない腕の傷でさえ愛せる日がくるから。